BRI を理解する——AHI ではない理由。
SomniSense は BRI(呼吸不規則性指数)という製品定義の指標を報告します。これは推定睡眠1時間あたりの候補音響パターンをまとめたものです。BRI は臨床 AHI ではなく、AHI の重症度閾値を適用すべきではありません。
BRI とは
BRI は、SomniSense の音響解析で生成される推定睡眠1時間あたりの候補音響パターン率です。App では2つの製品ラベルを使用します。
- 休止様パターン——記録された呼吸パターンの持続的な中断に似た音響区間。
- 浅い呼吸様パターン——確認対象としてマークされた、より静かな、または弱まった音響パターン。
App は候補イベント数を推定睡眠時間で割って BRI を算出します。スマートフォンの音声は、気流、酸素、呼吸努力、覚醒、睡眠段階を直接測定しません。
AHI とは
AHI は無呼吸低呼吸指数で、適切な睡眠検査信号とスコアリング基準を用い、医学的に定義されたイベントから算出する臨床指標です。
- 睡眠検査室にいる(または自宅で HSAT 機器を装着している)
- 呼吸努力を測る胸部ベルトを装着している
- 血中酸素を測る指先パルスオキシメーターを装着している
- 気流を直接測る鼻腔・口腔センサーを装着する場合があります
- AASM の訓練を受けた睡眠技師が、完全な臨床基準に基づいて各イベントをスコアリングする
臨床 AHI の閾値はその臨床測定に属するもので、BRI に転用すべきではありません。
BRI を AHI と呼ばない理由
理由は3つあり、どれも私にとって重要です。
1. 測定源が異なる
AHI は、気流や酸素を含み得る複数チャネルの臨床信号から算出されます。BRI はマイクから生成され、気流、酸素、呼吸努力、覚醒、睡眠段階を直接測定しません。モデルは候補音響パターンをマークしますが、臨床イベントを確認したり、閉塞性と中枢性の無呼吸を区別したりはしません。
音響だけに基づく指標を「AHI」と呼べば、医療機関と同じ方法で測定していると示唆することになります。しかし実際は違います。BRI という名称は、その点を正直に示すためのものです。
2. 公表済みベンチマークは別の単位を評価している
公表済みの実環境結果は、ラベル付き 200 秒呼吸ウィンドウの分類を評価しています。各イベントの境界、持続時間、毎晩の BRI 値、臨床的重症度区分を個別に検証したものではありません。
3. 医療機器ではなくウェルネスツールである
AHI は医学的評価で使われる臨床指標です。SomniSense は何も診断しません。BRI を「AHI」と呼ぶと、製品と根拠が裏付けていない臨床的同等性を示唆することになります。
BRI の読み方
録音条件が概ね同じになるようにして、自分の夜同士を BRI で比較してください。
- 一晩で診断せず、繰り返すパターンを確認してください。
- 可能な場合は、スマートフォンの設置場所と部屋の条件を揃えてください。
- BRI 値にAHI の重症度ラベルを使わないでください。
- App の数値にかかわらず、症状や懸念があれば専門家の評価を受けてください。
医師に持参するもの
SomniSense のデータを睡眠専門医に見せる場合、最も役立つ伝え方は次のとおりです。
- 「SomniSense というスマートフォン App で記録してきました。」
- 「製品定義の音響指標 BRI が報告されますが、AHI ではないと理解しています。」
- 「記録した [夜数] 晩の BRI は平均で約 X でした。」
- 「製品の観察結果と限界を示した構造化ウェルネス PDF です。」
ウェルネス概要が有用かどうかは担当医が判断します。診断と治療の根拠は、適切な医療検査、病歴、専門的判断です。
もう一つの注意点——集中する時間帯が重要
タイムラインと単一の平均値は、App 自身の観察結果の異なる側面を表します。
2回のセッションで BRI が同じでも、候補領域が現れる時刻は異なることがあります。この違いは記録の確認に役立つ可能性がありますが、BRI に臨床的な「正常」範囲はなく、App はマイク音声だけから睡眠段階や認知への影響を推定できません。
平均 BRI ではわかりませんが、全イベント・タイムラインなら確認できます。タイムライン表示の詳細はこちら。
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